渋谷高校の教育活動やイベントなど最新情報を掲載しています。
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2019/4/10

進路実力診断テスト #009 +Study

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4/10(水)午前 全学年で業者による進路実力診断テストを実施しました。
学校が始まってまだ3日目ですが、さっそくテストです。

本校では4月と9月に業者テストを実施し個人成績だけでなく
学年全体の特徴、傾向を分析し教員で情報を共有しています。
特に3年生にとっては大切な1年となります。
悔いのない1年としてくれることを望みます。

2019/4/9

部活動紹介開催  #008  +Sports

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4/9(火)午後、新入生を対象にして、部活動紹介を開催しました
各クラブがいろいろ趣向をこらして
新入部員の獲得に必死のアピールをしていました。

本校では部活動を重視しています。

1年生は6月まで
全員がどこかのクラブに仮入部することになっています。

2019/4/9

交通安全講習会実施 #007 +Safety +Specialist

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4/9(火)午前中自転車交通安全講習会を実施しました。

外部講師をお招きし、生徒が被害者となる場合、
加害者となる場合の両面から、ご指導いただきました。

2019/4/9

離任式 #006  +Succession 

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4/9(火)離任式を行いました。

昨年度まで本校に在籍された先生にお越しいただき、
生徒へのメッセージをいただきました。




2019/4/8

第74回入学式を挙行  #005 +Sunrise

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4/8(月)午後第74回入学式を挙行しました。
吹奏楽部員の演奏で校歌の紹介をしました。
校長による280名の入学許可宣言のあと、新入生代表が宣誓をしました。


校長の式辞のあと
PTA会長より祝辞が述べられました。
閉式後、校長より担任紹介を行いました。
式辞を以下に掲載します

本日 ここに平成三十一年度入学式を挙行するに当たり、公私ご多用の中、大阪府教育委員会ご代表をはじめ、各方面からご来賓の皆様のご臨席を賜り、第七十四期生のえある入学に、一段と光彩を添えて頂きましたことを、高い所からではございますが、厚くお礼申し上げます。
ただいま入学を許可された二百八十名の皆さん入学おめでとうございます。春のさわやかな風がわたる今日 ここに明るく元気な皆さんを迎えたことを心からうれしく思い、全校あげて第七十四期生の入学を祝福し歓迎いたします。保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申しあげます。

本校は、1917年、池田町室町に手芸女学校として開校いたしました。その後、池田市立渋谷高等学校時代を経て、昭和五十年、大阪府に移管され、大阪府立渋谷高等学校となり、本年で創立百二年となる池田の伝統・名門校です。これまで、社会に有為な人材を数多く輩出してまいりました。そして、本日、ここに、新たに第七十四期生を迎えることができ、教職員・生徒一同、たいへん嬉しく感じております。

高校入学に当たり、新入生の皆さんに二つの考えてもらいたいことを話します。
一つ目は、今日の入学の喜びを忘れることなく、「目標をはっきりと決めて頑張る」ということです。早い時期に、こんな大人になりたい、こんな仕事に就きたい、こんな資格を取りたいといった、高校卒業後の目標をもってください。高校生として、目の前のやらなければならないことから 決して逃げることなく、努力を積み重ねながら 計画的な毎日を送って欲しいと思います。

私は校長として渋谷高校に戻って来て三年目になります。以前、私は八年間この渋谷高校で英語の教員をしていました。その間、多くの生徒と出会い、かれらの長い人生のほんの一瞬ですが、一緒に過ごすことができました。その間、目にし、体験したこと、あるいは長い渋谷高校の歴史を振り返り、私が感じることをことあるごとに生徒に話しています。
 
それは、渋谷高校の生徒の皆さんは、一人ひとりすばらしい個性をそなえ、頑張れば大きく伸びる可能性をもっています。「やったらできる。やらなでけん!」これが本校のめざす生徒像のキーワードです。ダイヤモンドの原石が磨かれて初めて輝くように、ひとの可能性は1000%、無限大です。失敗してもかまいません。勇気をもって何かに挑戦してみてください。何事もやってみないと可能性はゼロです。
「やったらできる。やらなでけん!」自らの可能性に チャレンジし続けてください。これまでに光り輝いた数多くの先輩たちに続いて皆さんも新しい光となってください。

二つ目は、渋谷高校がめざすもう一つの生徒像です。「自分で考え、想像力を働かせ、自分で行動できる」ということです。
いま、社会で求められているのは、人に言われたことを言われた通り、マニュアル通りできるだけの人間ではなく、自分で問題点を見つけて、自分の頭で考え想像して、その解決策を導き出して、自分でやってみることができる、そんな人が求められています。

大昔の話をします。20万年前にはいろんな種類の人類がこの地球上にいたそうです。でも、現在、地球上にいる人類は私たち、ホモ・サピエンスだけです。なぜ、ホモ・サピエンスは生き残ったのか。言葉をもつ人類は他にもたくさんいたそうですが彼らは地球上から消えました。どこに違いがあったのか。

私たちホモ・サピエンスには全く存在しないものについて情報を伝える能力をある時もつようになったそうです。見たことも触れたことも、においを嗅いだこともないものについて話す能力があるのはホモ・サピエンスだけだそうです。伝説や神話、宗教について話すことができるのは私たちホモ・サピエンスでけだそうです。「気をつけろ。ライオンだ。」とひとに伝えることは他の人類にもできました。でも、「ライオンはわれわれの守り神だ」と考える能力は私たちホモ・サピエンスだけのものだった。言い換えると、目の前にないことを想像できるのはホモ・サピエンスだけだったから、いろんな危険をさけることや問題を解決することができたから今も生き残っているのです。

元号が平成から令和に代わり、世の中は新しい時代、未来へと急速に移りかわろうとしています。いろいろな場面で人工知能(AI)が私たちに取って代わろうとしています。マニュアル化できるものはAIに置き換わります。ですので、これからの未来社会に必要とされる人間の仕事はマニュアル化できないものとなっていくはずです。すなわち、私たちホモ・サピエンスがもっとも得意とする想像力を大いに働かせることができる人が、これからの世界では必要とされます。

皆さんは高校入試を終えたばかりであまりピンっとこないかもしれませんが、大学入試制度が大きく変わり始めています。社会の求める人間が変わるのに合わせて大学入試も変わります。進学する人だけの問題ではありません。就職を考えている人にとっても同じです。「自分で問題点を見つけて、自分の頭で考え想像して、その解決策を導き出して、みんなと力を合わせやってみることができる人を大学も会社も求めています。

でも、あわてる必要はありません。渋谷高校ではすでに以前からそのような人を育てるプログラムを始めています。「総合的な探究の時間」やそれ以外の授業の中でもこれからの社会に求められる人づくりに取り組んでいますから、積極的に授業や部活動に参加してください。勉強だけではなく部活動に最後まで頑張れる人ほど大きく成長できます。皆さんが光輝く瞬間を見るのを楽しみにしています。

最後に保護者の皆様方、本日から三年間お子さまをお預かりいたします。教職員一同心血を注いでまいる所存ですが、ご家庭におかれましても子供たちが学業に専念できるようご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。
これをもって式辞といたします。

平成三十一年四月八日 大阪府立渋谷高等学校長   浅尾 悦司