渋谷高校の教育活動やイベントなど最新情報を掲載しています。
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2018/3/16

三学期終業式  #140

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3/16(金)三学期終業式を挙行しました。
現在、府立学校一般入試選抜中ですが、
多くの府立学校がこの時期に終業式を行います。
校長式辞のあと、生徒指導部長、進路部長の講話。
そのあと、各種表彰を行いました。
今回は書道コンテスト出品者と
校内で1、2年生全員が受検した漢字検定試験の合格者の表彰と披露があり
次は
高等学校ストリートダンス選手権全国大会出場が決まったダンス部代表と


全国高校生マイプロジェクトアワード2017全国大会に関西代表として出場する 生徒有志グループ「渋谷地球防衛隊」が出場報告と決意表明をし拍手喝采を浴びました。
以下に校長式辞を掲載します。

皆さん、おはようございます。
今日ここにいる1年生、2年生の皆さん、進級おめでとう。皆さん一人ひとりがそれぞれに努力した結果だと嬉しく思います。 残念ながらいくつかの教科で単位認定してもらえず、仮進級した皆さんは、追認定をしてもらえるチャンスがありますから、必ず受講して欠点教科をなくすように努めてください。
さて、2月28日に卒業式がありました。皆さんの先輩である70期生が、それぞれに新しい進路に向けて巣立って行きました。 卒業式の答辞の中に在校生の皆さんに語りかけるこんな一節がありました。 
文化祭のことですね。
「将来の進路をさがしている中で文化祭がありました。この文化祭では、「絆」の大切さと「あきらめない気もち」の素晴らしさを知ることができました。 それぞれが受験や就職の勉強で忙しい中、少しずつ協力してくれる仲間の大切さや、最後まで諦めず完成させた作品が広がった瞬間の感動は何物にも代えがたいものとなりました。
在校生の皆さん、高校生という時間はあっという間に過ぎていきます。毎日を意味のあるものとし、充実した日々を送ってください。そして、この高校に入学して本当によかったという思いをもって卒業式を迎えてください。」 というメッセージでした。
このあと、先生方や家族への感謝の気持ちを述べて答辞は締めくくられています。
卒業した70期生が、後輩の皆さんに伝えたかったことは、
「勇気を出して仲間を作り、最後まで諦めずに挑戦すること」 
「時間を大切に、自分を輝かせること」そして
「誇りを持って卒業していって欲しいということ」
「人への感謝の気持ちを忘れないこと」 の四つでした。
この4つのことと私が1学期の始業式で皆さんにお話ししたことは一致します。 私は1学期の始業式や入学式で次のようにお話しました。
「渋高生には 一人ひとりに 輝く個性がある。 「やったらできる。やらなでけん!」これが本校のモットーです。ダイヤモンドの原石が磨かれて初めて輝くように、ひとの可能性は1000%、無限大です。
失敗してもかまいません。勇気をもって何かに挑戦してみてください。 何事もやってみないと可能性はゼロのままです。
「やったらできる。やらなできん!」夢をおってください。自らの可能性に チャレンジし続けてください。自分自身を大切にし、毎日の努力を積み重ねれば、必ず展望は開けます。」とお伝えしました。
今年度も期待していた通り、ダイヤモンドの原石が磨かれ光り輝く瞬間をたくさん目にしました。 本当にすばらしい生徒のみんなに誇りと感動をもらった1年でした。 来年度も、どんな感動が待っているのか楽しみです。
素敵な春がめぐって来るように願い、4月にまた、正門で元気な挨拶と皆さんの笑顔に会えることを願って 今日の話を終えます。

2018/3/8

【第3学年有志】 秦野小学校との交流  #139

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 昨年度、「多文化共生」の出前授業を行った3年生のSHI-BOONが、秦野小学校6年生卒業旅行(遠足)に招待されました。
 
 今回は2年生の渋谷地球防衛隊も一緒です。 神戸ムスリムモスク、ハラールショップ、異人館、南京町を一緒にフィールドワークしました。 めいっぱい学んで、本気で遊んで、丸一日楽しみました。

2018/3/7

梅の花が満開   #138

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 ♪  ♪   ♪
  ♪   ♪    猪名の川瀬の  水澄みて
            若葉さやけき  五月山
            秦野高原    白梅の
            匂 ゆかしく   乱れ咲く
            わが 渋谷の   友垣よ
            人をたのまず    自らを          ♪  ♪     ♪
            強く立てなむ    ここに学びて    ♪  ♪                          
   本校校歌の1番です。
   歌詞の中ごろにも出てきます白梅の花が ただ今満開です。

   本校の所在地、池田市秦野地区は梅の里と言われるほど梅で有名だそうです。
   
   クリックすると校歌のメロディーが聴けます♪
   

    

2018/3/3

【第3学年有志】 「こころの再生」府民運動@スクール表彰 #137

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 3年生のSHI−BOONが「こころの再生」府民運動@スクール表彰を受賞しました!

 秦野小学校への出前授業や、教職員が出席する教育研修集会での講演などが認められました。 生徒自身でイスラム教など異文化について課外研究を行い、校内や近隣小学校で発表するなど、差別や偏見を解消するための活動に取り組みました。

 卒業式前日の予行で、教育庁の方から直接、賞状を授与して頂きました。

2018/2/28

第70回卒業証書授与式  #136

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2/28(水)第70回卒業証書授与式を挙行しました。
第70期生314名が渋谷高校を巣立っていきました。

各クラス担任が卒業生の氏名を読み上げた後に
各クラス代表生徒に校長から卒業証書を授与しました。
校長式辞、来賓からの花束贈呈、在校生による送辞の後

卒業生2名が答辞を述べました。




3年間を振り返るスライドのあと、

卒業生による演奏に合わせ、卒業生全員で「卒業の歌」を披露しました。


その後、退場、教室で最後のホームルームを行いました。
担任の先生方もみんな笑顔で記念撮影です。

春らしい陽気の中で、よい卒業式となりました。
以下に校長による式辞を掲載します。

  
 昨年の年の暮れからとても寒い日が続き、何年かぶりの記録的な大雪が各地で猛威を振るってきましたが、本校中庭では梅の木の花が開き、ようやく春の兆しが見え始めたように感じられます。
 そんな春の佳き日、ここに卒業を迎えられた渋谷高校七十期生の皆さん、本日は本当におめでとうございます。そして、保護者の皆様には日頃より、本校の教育活動にご理解ご協力いただけましたことに改めて感謝申しあげますと共に、今日はお子さまたちのご卒業、誠におめでたく、心よりお祝い申しあげます。
 また、本日は公私ご多用にも関わりませず、ご来賓として大阪府教育委員会ご代表をはじめ、多数の方々にご臨席賜り、この式典に花を添えていただきましたことは誠にありがたく、厚く御礼申しあげます。
 さて、卒業生の皆さん。私は昨年四月、四年ぶりにこの渋谷高校に校長として戻ってきました。そして、まず私のやろうとしたことは学校や生徒の皆さんの様子を知ることでした。そこで、私は毎朝、正門に立って生徒の皆さんに声をかけることや各学年、各クラスの授業を見学に行ったりしました。その中で1点、四年ぶりに戻ってきた私が驚くとともに、喜びと誇りを感じたことがありました。
 それは、あなたたちが授業の中で、各自で考え、自分たちで話し合い、互いが互いの意見を尊重し人の意見を聞くと拍手で返す、そして、誰もが恥ずかしがらずに自分の意見を堂々と発表し、積極的に授業に参加していることでした。体育の授業を見学した時は、各自がサッカー、ソフトボールやテニスなどの種目を選択して数人のチームで活動するといったものでしたが各チームで練習方法、試合の作戦、それにテストの実施方法まで自分たちで考えていました。
 先生たちは君たちが1年生の時から三年間のプランを作成し、「総合的な学習の時間」を中心に、それ以外の授業や日々の活動でも、「自ら考え、自分の考えを人に伝え、主体的に行動し、人と協力しあえる人」を育てることをテーマに取り組んできました。皆さんはその思いに見事に応え、立派に成長してくれました。その姿を()の当たりにして私は驚き感動し、本校の教育に誇りを感じたのです。
 社会から求められる人材は時代とともに変化します。私があなたたちの年代の頃には、社会は大量生産と大量消費の時代でした。いわゆるバブルの時代でした。世の中の流れにそって、みんなと同じように考え、まるで機械のように生きていても問題なくやっていけるような時代でした。しかし、それから、三十数年が過ぎ去った今、社会は変化し 個性や多様性を求められています。人に言われたことを言われた通りできるだけの人間ではなく、自ら課題を見つけ、自ら行動し、その解決策を導き出せる、そのような人材が求められています。
 様々な問題を解決するには自分一人の力でできるものではありません。そこには人の協力が必要です。人の助けを得るには自分の思っていることをしっかりと相手に伝え、理解してもらわないといけません。そんな大切な力をみなさんはこの三年間でしっかりと培ってきました。「やったらできる。やらなできん。」という渋谷高校のキャッチフレーズをそのままに実践してくれました。君たちがこの渋谷高校で身につけたものは必ずこれからの社会で必要とされるものですから自信をもって社会に一歩を踏み出し、生きて行ってください。
 終わりに、先日、国民栄誉賞を受賞した、将棋の羽生善治(はぶ・よしはる)さんの言葉を紹介したいと思います。羽生さんは十五歳の中学生の時プロ棋士となり、十九歳で初めて 将棋の世界で七つの大きなタイトルの1つ、竜王のタイトルをとり、そこから三十年近くも連続でタイトルをとり続けています。天才棋士と言われる羽生さんは次のように言っています。
「何かに挑戦したら 確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって
継続してやるのは 非常に大変なことであり、私は、それこそが 才能だと思っている。」
 「やったらできる。やらなできん。」このキャッチフレーズをいつまでも忘れず、常に何かに挑戦する気持ちを持ち続けてください。
 最後に、保護者の皆さまには、重ねてお祝いを申しあげますとともに、七十期生の皆さんの前途に幸多かれと祈念いたしまして私の式辞といたします。
 
平成三十年二月二十八日
大阪府立渋谷高等学校 
校長  浅尾 悦司