渋谷高校の日々の出来事を綴ります。

2011/11/7

創立記念日

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 昨日は渋高の創立記念日でした。渋高は大正6年(1917)に池田手芸女学校として室町に開校しました。生徒数は45人だったそうです。その後、多くの変遷を経て94年の長い時を刻んでいます。詳しくはこのホームページの「沿革」をご覧ください。
 渋高のある池田市は、古くは大陸から織物や染色の技術を伝えたアヤハトリ、クレハトリの2人の織り姫の伝説、江戸時代には交通の要所として、また酒造業で栄えた富を背景に文芸の花が咲いたこと、近くは文教の地として知られています。
 渋高はそのような歴史ある池田にあって、いわゆる教室での学習だけでなく芸術科や家庭科も大事に考え、1・2年生でそれぞれ2時間ずつ学習します。
←美術選択生が作成した学校案内のピクトグラム(絵文字)

 折しも、11月は文化の日に続いていろいろな文化的な行事があります。先週末は土・日と大阪城内の城見ホールで府高等学校芸術文化祭の書道部門が開かれました。小雨の土曜日に行ってきましたが、いろいろな大きさの、様々な書体の書が並んでいて圧倒されました。本校からの出展は6点で、そのうち2点が奨励賞をいただいていました。

 日曜日は第一ブロックの音楽会で、公私立の高等学校の吹奏楽部やオーケストラ、コーラス部に加えて、音楽を選択している一般生徒の発表がありました。大人数で参加している学校もありますが、渋高の吹奏楽部は3年生が引退して8名。それでも元気な音を出していました。1・2年生の音楽選択生も合唱で参加していました。少し恥ずかしそうな人もいましたが、精いっぱい頑張ったでしょう。
 渋高が長い歴史を重ねたきたように、生徒の皆さんもさまざまなことにチャレンジをして、それぞれの Story を紡ぎ出すように願っています。

2011/10/28

防災避難訓練を行いました

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 このところ好天気が続いて、真っ青な秋の空から清々しい日差しが降り注いでいます。こういう日には気持ちが穏やかになります。
 さて、今日の午後は防災避難訓練を行いました。地震が起こって校舎の一部から火が出たとの想定です。通常の避難訓練と違って、合図と同時にいったん待機して「揺れ」が収まるのを待ちます。それから教室外からグランドに避難します。
 実際に大地震が起これば、停電などで放送設備が使えないこともあります。耐震工事が終わっているとはいえ、校舎の一部が通行できないこともあるかもしれません。そのときの判断がとても重要になります。そんな意味を込めての訓練でした。
 で、結果は? 少し緊張感に欠けたかな。
 ところで多くの学校は災害時の避難所に指定されています。東日本大震災でも体育館や教室が避難所になって、先生や生徒が避難してこられた方たちのお世話に活躍している姿が報道されました。学校はやはり地域の核なんだと再確認した次第です。
 渋谷高校も避難所に指定されています。先日校門横に掲示されている避難所のマークが付け替えられました。災害のおこらないことを願っていますが、万が一のときには備えておかなくてはいけません。
 学校はときには生徒の避難所でもあると思っています。心がしんどくなったときには家庭が一番のところでしょうが、仲間のいる学校も心のやすらぐところです。そうでなくてはいけないと思っています。
 さて、今週の +S は、「 Shelter 避難所 」です。 

2011/10/21

考査中の校内はいつもと違う雰囲気です

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 ただ今、2年生は北海道富良野・小樽方面に修学旅行中。今頃は大自然の中でサイクリングをしたり、ラフティングをしたり、ジャム作りをしたりして楽しんでいることだと思います。
 その間1・3年生は中間考査です。考査そのものは午前中で終わり、そのうえ週末ということもあって、友達どうしで教えあっているグループがいくつか残っているだけです。学校はふだんは生徒の歓声が聞こえてにぎやかなところですが、ひたすら閑散としています。
 上の写真は校舎の廊下。12教室が一列に並んだ長い廊下です。
 まあ、こんな日もあっていいか。すぐにいつもの快活な渋高が戻ってくる。
 今週の +S は「 Silence 静けさ」です。

2011/10/14

耐震工事終了しました

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 今日で5月の末から続いた南側校舎の耐震および壁面補修工事が終わります。南側校舎にはHR教室と職員室があります。特別教室のある北側校舎と体育館は3年前に工事を終えていますので、渋高での耐震工事はすべて完了となります。月末には地震を想定した防災避難訓練を予定しています。これでハードとソフトの両面から地震に備えることになります。
 耐震工事と言うのは、校舎の窓枠を補強してブレースと呼ばれる斜めのかすがいをはめ込んであります。今回の工事では1階部分のところどころにブレースがはめ込まれています。遠くから見ると美しいと言えなくもない構造です。校舎の壁面全体の塗装を一新し、弱くなっていたコンクリート部分を補強しましたので、晴れたときには校舎全体が輝いて見えます。きれいですよ。
 ブレースは三角形をしています。一番安定した形だからでしょう。それが1階部分にあって全体の重みを支えています。学校生活に似ています。一生涯にわたる生活の基礎を身につける。そのための揺るぎのない、しっかりした骨組み=構造を学校は生徒に提供しなくてはいけない。そう思っています。
 そうです、今週の +S は「 Structure 構造」です。

2011/10/7

性教育講演会&進路ガイダンスを実施しました

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 昨日は5時間目に3年生を対象に性教育講演会、5・6時間目に1年生を対象に進路ガイダンスを行いました。
 性教育講演会では大阪教育大学の野坂祐子先生においでいただき、「自分の性とうまくつきあうために」というテーマでお話いただきました。「性」というと様々な方向からいろんなことが言われますが、スライドが用意されていて分かりやすいお話でした。生徒たちは自分自身のことでもあるのでだんだん引き込まれて、聞き入っていました。PTAの保護者や近隣の中学・高校の先生方にもご参加いただきました。今後の親子関係づくりや指導に参考にしていただければと思います。
 1年生にはいくつかの大学、短大、専門学校から入試の担当の方に来ていただいて、それぞれの分野での学習や入学のためのアドバイスをいただきました。生徒はメニューの中からあらかじめ選んだ二つの分野のお話を聞きます。入試一般のところでは、一生涯で必要な金額をアルバイトで得られる生涯賃金と正規雇用の労働者として得られる生涯賃金を比較するなど、生々しい話も聞かれました。音楽分野ではピアノにあわせて発声練習をするなど、単なるお話ではないようなところもあって今後の進路を考えるうえで貴重な体験だったのではないでしょうか。
 私個人としては、昨日の朝にアメリカ Apple 社の Steve Jobs さんが亡くなったと聞いてとても残念に思いました。年齢も近いので(日本風の学年齢にすると同じになります。比べるなと言われるかもしれませんが)若干ショックでもあります。
 Jobs が2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチがあります。ニュースでも取り上げていたのでご存じの方も多いでしょう。そのなかで次のように言っています。
Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do. If you haven't found it yet, keep looking. Don't settle.
 私自身、折に触れて顧みるところでもあります。インターネットで検索すればテキストはもちろん音声にも映像にもすぐにたどりつくことができます。ぜひ皆さんも全文を読んでください。
 さて、今日はPTA実行員会があり、その席上PTA会長様から渋高生徒会会長に文化祭でのPTAバザーの売上げ 50,304 円を寄付していただきました。ありがとうございました。この場を借りて感謝申し上げます。
 で、今週の +S は「 Sex Education 性教育」です。