渋谷高校の日々の出来事を綴ります。

2015/4/16

天文観測会に参加しました!

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4月15日(水)、天文同好会の天文観測会に参加しました。本校には、本格的な天体ドームがあり、定期的に観測会が開催されています。新入生も参加し、雨天の合間を縫って昨日は無事、実施の運びとなりました。
顧問の先生から今日の星空についてレクチャーを受けた後、いよいよドームのある屋上へ。
まだ明るい大阪平野を見渡す眺望を楽しみながら、ドーム内を見学します。反射鏡のメンテナンスを終えたばかりの望遠鏡が出迎えてくれました。
 
しばらくすると、美しい西の夕焼け空に、ひときわ明るい「宵の明星」(金星)が姿を現し、天頂付近には木星が明るい輝きを放ち始めました。次々と現れる星たちを、「あれがシリウス」「これがリゲル」と、顧問や先輩部員たちが説明してくれるうちに、気づけば、すっかり夜空になっています。
再び空を覆い始めた厚い雲のために、天体ドームからの観測は後日に譲ることになりましたが、100万ドル?の大阪の夜景も楽しむことができ、少し凍えながらだけど、大満足のひとときを過ごすことができました。

2015/4/8

平成27年度入学式を挙行いたしました

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平成27年度入学式学校長式辞より

 ただいま、入学を許可しました三百二十名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは今日、渋高生としての第一歩を踏み出しました。期待と不安が入り交じっていることと思いますが、私たち職員一同、皆さんを心から歓迎するとともに、皆さんの高校生活が充実したものとなるよう、全力で取り組む決意を新たにしているところです。

 さて、新入生の皆さん、本校は大正六年の開校以来、九十年を超える歴史を刻み、二年後には創立百周年を迎える伝統ある学校です。創立以来、多くの優れた人材が本校から社会へ生み出されてきました。皆さんは、この歴史ある渋谷高校の生徒として名を連ねるのです。誇りを持って渋高生としての充実した三年間を送ってください。今日は、そのために、皆さんに是非心がけてほしいことを三つお話ししたいと思います。

一つ目は、「あきらめない」ということです。
ホームページやパンフレットに謳っているように、渋谷高校のテーマは「プラスS」です。Study、Sports、Senseなど自分だけのSを見つけようと呼びかけています。そして、このSはStartのSでもあります。渋谷高校で何かを始めようという意味です。
皆さんに忘れないでいてもらいたいことは、一度何かを始めたら最後まで決してあきらめないということです。勉強でも、部活でも、楽をして簡単にできるようになったり、うまくなったりすることはありません。壁にぶつかることが必ずあります。そんなとき、「もう無理だ」とあきらめてしまったら、その瞬間に人間としての成長が止まってしまいます。
これからの三年間、くじけそうになることがあるかもしれません。その時は、今日の話を思い出して、「あきらめるな」と自分を叱咤激励してください。皆さん、「あきらめない」渋高生になりましょう。

二つ目は、渋谷高校の校訓である「自主・友愛・誠実」の中の「自主」という言葉の実践です。
皆さんはよく「自主性」という言葉を聞くと思いますが、「自主性」とはどういう意味でしょうか。「自主性」とは「やれと言われる前にやるべきことをやる」ということです。「やるべきことはわかっているのに、行動に移せない」ことってありませんか。結局それは、何もしないのと同じです。例えば、廊下にごみが落ちていたら、拾ってごみ箱に捨てるべきことは皆さんわかっています。それを人からやれと言われる前に拾って捨てる。そんな小さなことからでも「自主性」は育っていきます。「やるべきことはやれと言われる前に自分からやる」渋高生になりましょう。

三つ目は、さきほど申し上げた校訓にあった二つの言葉、「友愛」と「誠実」です。
高校時代の仲間とのつながりは、生涯かけがえのないものになるでしょう。その基盤を作るのが「誠実」な心と「友愛」の気持ち、言葉を変えれば「思いやり」の心です。でも、この言葉を実践することは難しい。そこで今日は、皆さんがこれからの高校生活で上手に仲間を作っていく秘訣を教えましょう。是非実践してみてください。それはうまくいかないことを「人のせいにしない」ということです。何かに失敗したとき、間違いを犯したとき、「人のせい」についしたくなるのが人間です。でも、それは何も生み出さないし、失敗を人のせいにしている人が成長することはありません。失敗したときこそ、「自分に責任はなかったのか」「どうすればこの問題は解決できるのか」という自分に厳しく、でも前向きな姿勢を持った「人のせいにしない」渋高生になってください。
さあ、皆さん、渋高であたらしい自分を見つけましょう。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 私どもに寄せられている期待に添えますよう、職員一同、お子様の成長のために努力してまいりますので、どうか、本校の教育にあたたかいご支援を賜りますようお願い申し上げ、私の式辞といたします。

平成二十七年四月八日
大阪府立渋谷高等学校長 吉岡 宏

2015/3/6

合格者発表と卒業式

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 3月2日に前期入学者選抜の合格者を発表しました。明るい日差しの中で80名に春が来ました。これからという人、まだ後期があります。もうすぐ本当の春が来ます。頑張ってください。

 昨日は渋谷高校としては第67回の卒業式でした。大勢の来賓や保護者の皆様に見守られて、3年生が巣立っていきました。式辞では「一人前」と「大丈夫」という言葉を送りました。大人としての役割が果たせて一人前。でも、本当にしんどいときにはしんどいと言えて一人前。そして、どうにもならないくらいに困ったときには自分に向って「大丈夫」と言ってみる。不安で固まっていてはよい考えなど浮かんでこない。そんなお話をしました。自分でも心にとどめておきたいと思っています。

2015/1/24

今日は校内模試

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 先週で3年生の授業がすべて終了し、週明けからは学年末考査です。22日のLHR時間に、各人が卒業式に着用するコサージュを作成しました。手作りキットからの作成ですからさほど難しくはないのでしょうが、みんな神妙な面持ちでした。その卒業式まであと1月半となりました。貴重な時間です、大事にしてください。

 で、1・2年生は昨日は英検、今日は休日返上で校内模試を受験しています。ただ受けただけで、結果の数字に一喜一憂するのでなく、自分の勉強の進み具合の確認、あるいは学習の目標に活用してもらえればと思っています。

2015/1/8

今日から3学期

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 昨年の暮れに渋高の同窓会である緑友会の会長さまからお電話を頂戴しました。同級生だった方が大学に合格された。ぜひ会ってほしい、とのことでした。会長と同級生ということは会社勤めであればそろそろ定年というところです。それで、退職後の第2の人生に再び勉強を始められのかなと思っていました。

 実際にお会いして、今は獣医をされている。だから退職ということではないんだけれども、学生時代に十分勉強しなかった英語をもういちど勉強したくなったとのことでした。まずは英語検定を3級、準2級、2級と順調に合格し、ためしに出願した神戸市立外国語大学の2部にも社会人特別選抜で合格されたんだそうです。

 高校時代は苦手だった勉強が、今は楽しくて、よく分かるのだそうです。しなくちゃいけない勉強ではなくて、自分で目標を決めてする学習だからでしょうか。その方は4月からは診察を午前中だけにして、午後は神戸まで通学されるそうです。

 今は社会の進展により仕事を続けるうえでも生涯にわたり学習を続ける生涯学習の時代といわれます。一方で、自分の生活をより味わい深いものにする学習もあるのです。ただ、その学習の基礎、学びの習慣は学校での諸活動を通じて身に付けていくものです。渋高生のみなさんも先輩にならって、学習習慣を身に付けてもらいたいと思います。

 そんな話を、今日の始業式でしました。

 さて、3学期はラストスパートの時期です。厳しい寒さにインフルエンザなどの感染症が流行っています。手洗い、うがいを心がけて、元気に過ごしましょう。

 紅梅が早くも咲き始めました。