渋谷高校の日々の出来事を綴ります。

2016/3/2

第68回卒業式を挙行いたしました

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卒業式前日は、うっすらと雪が積もるほどの厳しい冷え込みとなりました。甲子園出場記念碑の横の白梅と雪のツーショットです。

当日も震えるほどの寒さでしたが、空はきれいに澄み渡り、卒業式にふさわしい好天となりました。
第68回卒業証書授与式式辞より

 卒業生の皆さん、高校の3年間を終え、今、様々な思い出が皆さんの胸をよぎっていることと思います。私はこの4月から、皆さんが渋谷高校の3年生として高校生活を送る姿を見てきました。冷たい雨に見舞われるなか、鮮やかな衣装で素晴らしいダンスを披露してくれた6月の体育祭。各団のリーダーとして1・2年生をまとめる皆さんは一回り大きく見えました。また、秋には、英語スピーチ大会もありました。あの時、この体育館で見せてもらった英語のパフォーマンスは見事なものでした。そして、最上級生として引退の日まで全力で取り組んだクラブ活動の記憶も、そこで出会ったかけがえのない仲間とともに、一生の財産になることでしょう。
皆さんの高校生活が、生涯の思い出となる実り多いものであったと確信しています。

 今日、皆さんは、この渋谷高校を後にし、それぞれの世界へ新たな一歩を踏み出します。
 渋谷高校の合言葉は「やったらできる、やらなできん」でしたね。高校3年間で「できる」ようになったことはたくさんありますか。
 「できること」があれば、それを使って人の役に立つことができます。この「人の役に立つ」ことが実は私たちが「幸せになる唯一の方法」なのです。私たちの幸せとは、お金持ちになることや有名になることでしょうか。そうではありません。何らかの形で社会の役に立っていると感じた時に本当の幸せを獲得することができるのです。。自分のことばかり考えている人は、結局、社会の中で居場所を見つけることができず、幸せにはなれません。チキンラーメンを発明した安藤百福さんも、「まず人のためにすることを考える。自分のことはあとから。」と言っておられます。ぜひ心にとめておいてください。

 今、新たなスタート地点に立った皆さんに、もう一つ伝えておきたい言葉があります。エリック・バーンというカナダの心理学者が言った、「過去と他人は変えられない。しかし今ここから始まる未来と自分は変えられる」という言葉です。
 皆さんは今日までそれぞれの人生を生きてきました。過ぎ去った過去を変えることは確かにできません。では、未来を変えることができるとはどういうことでしょうか。私たちの未来は、当然ながらまだ何も定まっていません。しかし、今日の私たち自身の行動が未来の自分に大きな影響を及ぼすことは間違いのないことです。今しなければならないことをするかしないか、選択するのは自分です。今日、行動を変えることで未来を変えることができるのです。
 また、社会に生きる私たちは、常に周囲との関係の中で暮らしています。時には、自分の思い通りにいかないこともあるでしょう。そんな時、うまくいかないことを他人や環境のせいにしても解決はしません。解決方法はただひとつ、それは自分の中にあるのです。物事に対する見方や自分の行動を見直してみましょう。できない言い訳をするのではなく、こうすればできるのではないかと自分の行動を変えていくのです。
 「未来と自分は変えられる」この言葉は、私たちが「主体的」に行動することの大切さを教えています。これから皆さんが踏み出す世の中は、世界に目を向ければテロや地球規模の難民問題、国内には道半ばの震災からの復興、超高齢化社会など、課題が山積しています。渋高での3年間の学業を修めた皆さんが自信と誇りを持って、周囲に振り回されず自立して主体的に進んでいかれることを期待しています。

 最後に、保護者の皆さまには、重ねてお祝いを申し上げますとともに、卒業生の皆さんの前途に幸多かれと祈念いたしまして私の式辞といたします。

平成二十八年三月二日
大阪府立渋谷高等学校長 吉岡 宏

2016/2/19

3学期の仕上げの授業です

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いよいよ学年末考査が迫ってきました。1・2年の授業も今年の総仕上げです。
1年生の「現代社会」の授業は、ディベートに挑戦です。テーマは「原子力発電所は再稼働すべきか」。

肯定・否定の立場から、白熱した議論を戦わせます。周到に準備されたお互いの主張に対して、いかに反論していくか、チーム力が勝敗のカギです。
2年生は「社会と情報」の授業で、プレゼンソフトを使ったスライドショーの発表です。
好きな作家、行ってみたい国などからテーマを選んで出来上がった作品を、全員で採点して回ります。

高い完成度の作品ばかり、ここでお見せできないのが残念です。
今年の仕上げと並行して、来年度の1年生の準備も始まりました。2年後、100周年の年に行くことになる修学旅行は、海外旅行も検討中!
そして、来年の1年生はカリキュラムも変わります。(カリキュラムの詳細はこちら

新たなステージに踏み出す渋高のこれからが楽しみです。

2016/2/8

冬の星座・天体観測会

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天文同好会の天体観測会がありました。
冬の空は、空気が澄んでいて、透明感があります。
明るい1等星が多く、特に美しい星空が楽しめるそうです。

今日は時々、薄い雲がかかりましたが、オリオン座をはじめとする有名な星座をしっかり堪能できました。

渋高マスコットの名前の由来になった「すばる」も見えました!

是非、冬の夜空を見上げてみてください。冬の大六角形(冬のダイヤモンドとも言うそうです)が輝いています。

2016/1/28

1年百人一首かるた大会

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1年生恒例の百人一首かるた大会が行われました。

体育館に全員が勢ぞろいして、クラス対抗戦です。なかなか壮観です。

担任の先生方が交代で読み手をつとめます。節回しも本格的。

取るほうも気合十分です。
各クラスから一人ずつ入って真剣勝負。

取った枚数をクラスごとに合計して競います。
団体戦は、8組がトップ。クラスの皆が頑張って見事な総合優勝でした。

個人では、32枚を一人でとった1組の生徒さんが優勝しました。すごいですね。
寒い体育館でしたが、真剣に、でも本当に楽しんでいる1年生の皆さんの姿が、とても印象的でした。

2016/1/21

2年クラスマッチ&1年ライフプランニング講座

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昨日に続き、震えるような寒さでしたが、2年生はクラスマッチ(球技大会)、1年生は総合学習でライフプラン講座を行いました。
2年女子は体育館でドッヂボール。

白熱した試合が続き、体育館に黄色い声援が響き渡りました。
2年男子はグランドでサッカー。

曇り空の下、真冬の寒さも何のその、ボールを追って、グランド狭しと駆け回ります。

グラントと体育館で、クラスの意地をかけた熱い闘いが繰り広げられました。
1年生は、外部から講師をお招きして、ライフプランニング講座が各HRで行われました。

設置したばかりのプロジェクタを活用していただきながら、これからの長い人生をどう設計するのか、待ち受けるイベントの数々をどう計画していくか、夢の実現に向けた資金計画の重要性を教わりました。

短い3学期ですが、渋高生は、スピードをゆるめることなく、充実した毎日を送っています。